パパは修行で家にいません

SFC修行、ホテル修行、マイルの活用方法、オマケに虎ノ門周辺のランチ情報も

SFC修行を始めたきっかけ:SFC修行(1)

2017年の3月にSFC修行を思い立ち、4月からスタート。6月には無事に解脱に至りました。振り返ってみると、あっという間に達成できたように思いますが、その間に時間もお金も結構注ぎ込んでいます。いろいろと検討というか、悩んだこともありました。これからSFC修行を始めようかと考えている方々の参考になればと思います。

ここ10年ほどは、夏休み、GW、年末年始などの長期休暇を使って、年に3〜4回ほど海外旅行に行っています。海外旅行と言えば、空港での時間の過ごし方が結構重要になってきます。初めての海外旅行だったり、初めての空港だったりすると、免税店をひやかしたり、空港内施設を探検するだけでも結構時間がつぶれますし、楽しかったりもします。でも、なんども同じ空港を使っていると、さすがに飽きてくるし、旅行の最終日で疲れていたりすると、やはり少しでもゆっくりと寛ぎたくなるものです。空港内の空いたプラスチックシートやレストランで最後の時間を過ごすのも悪くはありませんが、家族旅行、特に子連れの場合は、どうにも落ち着かないものです。

そういう時に空港ラウンジは、本当に有難いサービスです。ラウンジとひとことで言っても、本当にピンキリですが、取り敢えず座るソファーがあって、飲み物、食べ物があって、場合によってはシャワーを使うこともできる。あと、海外ではやはりセキュリティ面での心配が大きいですが、ラウンジだと少しは安心できるのも、ラウンジの重要な効用だと思います。ラウンジ内も完全に安心できるわけではありませんが、それでも大勢が行き来するコンコースのベンチよりはましでしょう。

空港ラウンジには、航空会社が提供しているラウンジと、クレジットカードの発行会社が契約しているラウンジ、料金を払えばだれでも使えるラウンジに大別されます。たいていは航空会社ラウンジは、ピンキリですがたいていはクレジットカードで使えるラウンジと比べて、飲み物も食べ物もそれなりの水準で、利用価値は高いです。ただ、最近は多くの航空会社が経費節約のために、独自のラウンジサービスを廃止したり、他の航空会社ラウンジとの契約を見直し、だれでも使える有料ラウンジを契約することが増えているように思います。クレジットカードもそうした有料ラウンジと契約しているので、結局は同じラウンジを使うことも少なくありません。有料ラウンジ内に特定の航空会社の上級会員用のエリアを設定している例も、時々見掛けますが、サービス水準に大差はないように思います。

私自身は、ダイナースカードを保有しているので、これを使うことが多かったですね。ダイナースは、世界中のラウンジと契約していて、かなりの空港をカバーしているので、なかなか使えるカードです。

初めての欧州旅行でブダペストプラハ、ウィーンの空港を訪れましたが、いずれもダイナースが提供するラウンジがあり、重宝しました。最近ではプライオリティ・パスを利用する人が多いように思いますが、使えるラウンジとしては両者はかなり重複しています。海外旅行に関心を持つ人のブログを読んでいる限りは両方持つ人も少なくないようですが、会費もかかるのでどちらか一つで実用上は十分だと思います。

ラウンジが無料で使えるのはクレジットカードの会員です。たいていのラウンジではカード会員の同伴者の利用が認められています。ただ1人25$程度の料金を取られることが多いです。ダイナースでは、以前は同伴者1人までは無料だったりしたように思いますが、契約内容を見直したのか、最近は有料がほとんどです。

そういう場合でもクレジットカードの家族カードを作れば、家族も本会員とほぼ同じサービスを受けることができるので、夫婦で空港ラウンジを利用する際にも余分の費用が掛かりません。ただし、両親と一緒の家族旅行だったり、子連れだったりすると、追加の費用がどうしても掛かります。両親であれば自分たちでクレジットカードを作ってくれれば良いのですが、子供の場合はそうもいきません。1人25$というのは本当に微妙な価格設定です。非常に充実したラウンジで3〜4時間も過ごすのであれば、アリだと思うのですが、多くの場合、小1時間も滞在しないし、ハズレのラウンジだったらどうしようと思ってしまうと、追加料金を払ってまで使わないことが多くなりました。

ただ使えなくなると、なんだか寂しいもので 、どうにか無料で使えないものかとネットで調べたところ、辿り着いたのがSFCです。スーパーフライヤーズクラブの略ですが、SFC会員になると、追加費用なしにクレジットカード会社ラウンジよりもレベルの高い航空会社のラウンジが使えます。エコノミークラスのチケットしか持っていなくとも、ビジネスクラス以上の客が利用するラウンジを利用できます。しかも、同伴者1人まで追加費用が掛かりません。家族カードも作れるので、夫婦2人なら子供も2人までカバーできます。本来、航空会社に多くの料金を払っているはずであるビジネスクラスのチケットでは同伴者の利用は認められていません。同伴者の利用が可能なのは、ファーストクラスからです。そう考えるとSFC会員がいかに優遇されているかがわかります。そういえば、出張の際に使ったことのあるビジネスクラスラウンジでは、やたら子供の利用者が多かったように思い出されました。裕福な家庭の子供はうらやましいなと思っていましたが、今から思えばビジネスクラスのシートにはそこまで多くの子供は座っていませんでした。

お得だと思うと、是非欲しくなるのが人情です。それからネットのブログ記事を読み漁り、家族会議を経て、SFCを取得する決断をしたのです(大げさ)。SFCの取得にはそれなりの費用が掛かります。決断に至るまでにはいろいろと悩んだのも事実です。次の投稿では、どういった点を検討したのか、ご紹介していきたいと思います。